「餅は餅屋」を考える

「餅は餅屋」と言います。

誰もが一度は聞いたことがあるであろうことわざです。

 

ご存じかもしれませんがその意味は、

“何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえ。 また、上手とは言え素人では専門家にかなわないということのたとえ。”

というものです。

 

私は趣味でゴルフをしますが、やはり一定の周期で好不調の波があるものです。

調子が悪くなったとき、私より上手な仲間にアドバイスを求めたりもしますが、しかしほとんどの場合それはあまり良い結果を生みません。むしろ余計に「沼」にはまったという経験すらあります。

それではと、自ら鏡を見ながらスイングしてみたり、スマホで動画を撮ってみたり、ヘトヘトになるまで何百発も打ち込んでみたり、それでも飽き足らずYouTubeでレッスン動画を見まくったり・・

手探りで暗中模索を続けてもどうにもならない。そういうときはプロのレッスンを受けます。

不思議なもので、プロから受ける的確な問題点の指摘と、解決のためのアドバイスは効果てきめんなのです。大抵の場合すぐに良くなります。

「だったら最初からレッスン受けときゃ良かった!」

これ、ゴルファーあるあるです。(笑)

思い当たる経験がある方も多いのではないでしょうか。

つまりはこれが、「餅は餅屋」ということなのでしょう。

(しかし私の場合はすぐにまた悪い癖が出て、結局不調に逆戻りなんてこともしばしばですが)

 

 

それぞれの専門家から必要な情報を集める

さて、これを不動産投資に当てはめて考えてみるとどうでしょうか?

 

物件情報や立地の良し悪しなどについては、不動産のエキスパートである不動産業者さんにお聞きするのが一番です。

税金や申告については、税理士さんという専門職がいます。

もし法律問題が生じるようなことがあれば、それは弁護士さんの領域です。

ライフプランニングや、お金にまつわる様々な制度を有利に活用することに関しては、ファイナンシャルプランナーが得意とする分野です。

 

それぞれの専門家から必要な情報を集め、分析し、戦略を立て、提案をするのが私たち投資アナリストの仕事です。

不動産投資をどのように活用するのがベストなのかは人それぞれ違います。

お客様の状況やご希望をヒアリングし、一人ひとりに合ったゴールと目標、計画をまず最初に設定します。

 

何人もの信頼できる専門家を味方に付け、その知見やノウハウを結集させて不動産投資に取り組むことが出来るとしたら、こんなに心強いことはないと思いませんか?

その方が、合理的に効率よく、高い確率で成功できると思いませんか?

 

 

 

「餅は餅屋」

美味しい餅を自分で作るとしたら、まず杵と臼を用意して、餅米を買ってきて研いで水に浸して、蒸かして潰してこねて、そしてついて・・

これを家族やグループのレクリエーションとして行うのであれば、とても楽しいひと時になりますよね。

でも、私にも経験ありますが、これには相当な手間ひま時間が掛かりますし、体力もかなり消耗します。

 

かと言って、スーパーで出来合いの餅を買ってくれば手軽で便利ですが、どうしてもその味は、つきたての餅とは比ぶべくもありません。

 

冒頭にご紹介した「餅は餅屋」の語源については諸説ありますが、一説には江戸時代の「貸つき屋」「貸餅屋」が由来だとされています。

昔は年末になると、杵と臼を使ってそれぞれの家庭で餅をついていました。

しかし何せ「師走」と言われるくらいですから、どの家庭も年末は忙しいものです。

そのため、注文を受けると道具と材料持参で出張餅つきをしてくれる業者があったのだそうです。これが「貸つき屋」「貸餅屋」と呼ばれたものです。

当然ながら素人が作るよりも圧倒的に速く綺麗に餅をついてくれた訳で、しかも丸餅や角餅など、希望の注文通りに仕上げたんだそうです。

ここから、何事もやっぱり専門家に依頼するのが一番だ、「餅は餅屋だ」となったのだと言われています。

現代風に言えば「電話一本、つきたてプロの味をご家庭で!」といったところでしょうか。

 

不動産投資において、「一から十まで自分自身で」という考え方を否定するつもりは毛頭ありません。

それはそれで良い経験値となるでしょうし、そこに楽しさも見出だせることでしょう。

会社員と不動産投資家という二足のわらじを履く道を、ゼロから自らの力で切り開き成功している、尊敬すべき方も沢山いらっしゃいます。

 

しかし、目まぐるしく変化し、恐ろしいスピードで流れ行く現代社会において、仕事も家庭も疎かにできないビジネスパーソンの限られた時間をそこに費やすのは、決して合理的で効率的な考え方とは思えません。

 

私たちは、お客様にとっての「餅屋」でありたいと願っています。

より安全に、確実に、そしてご要望に合わせて設定したゴールに向かって、オーダーメイドのコンサルティングサービスを提供いたします。

 

 

「餅は餅屋」を英語で表現すると、こんな文章になるそうです。

 

One should go to specialists for the best results.

(最良の結果を得るためには専門家の所に行くのが良い)

 

Better leave it to a specialist.

(専門家に任せるのが良い)

WRITER / 執筆者

株式会社マイプロ 代表取締役

岡本 真治

1977年生まれ/神奈川県出身・福岡市在住
宅地建物取引⼠ / 2級ファイナンシャル・プランニング技能⼠ / ⼀般社団法⼈ ⽇本マンション投資アナリスト協会 会員
自身の失敗から得た教訓を生かし、「お客様に失敗させないこと」を第一に考えるコンサルタント。

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