30歳時(10年前)の自分に伝えたいこと

今より幸せに暮らしたい。

 

経済的にも精神的にも余裕があり、豊かな暮らしをしたいというのは、誰もが願うことですよね。

 

私は双子座なのですが、運勢的に風の時代に入るので、努力すれば良い流れが来るそうです。40歳にして人生の転換期を迎えているようです。

 

40代になってから、自らの内面や課題を認識するようになり、新しいチャレンジをしているのですが、10年毎の節目というのは大事です。

 

30代の頃はまだ生意気でしたので、未熟さに気がつけず自信過剰なところもあったと思います。ふり返ってみると、必死にもがいた10年間だったなと感じています。

 

酸いも甘いも経験した今だからこその歩みもあると思いますが、10年前の自分に伝えたいことも沢山あります。

 

人生に遅すぎる事はありませんが、10年前の私に向けて伝えたい5つの真実について、書いてみます。

 

 

 

 

30歳時(10年前)の自分に伝えたい5つの事


  • ・自信過剰にならず、自分磨きを意識しろ!
  • ・転職は得意分野で勝負しろ。頑張り忍耐はコスパ悪いぞ!
  • ・家は賃貸にして、投資用のワンルームマンションを3戸買っておけ!
  • ・投資はそのまま継続しろ!
  • ・ビットコインを知ったら10万円分購入して寝かせろ!

 

 

 

 

1.自信過剰にならず、自分磨きを意識しろ!


30代になると、仕事も慣れてきて自信が付いてくる頃かと思います。

 

私が30歳の頃は、リストラや能力主義こそあるものの、ある程度の雇用は守られている印象でした。

 

しかし、今はどうでしょうか?

 

この10年で企業側の姿勢はかなり変わりました。

 

運良く職場に恵まれたらそこで頑張るのも良いと思いますが、もはや生涯の生活を保障してくれるような企業は少なくなってきてるのが現状です。

 

つまり、何かあった場合に向けて準備が求められる時代になったということです。

 

私は10年前、当時勤務していた法律事務所が閉鎖となりやむなく転職しましたが、結果失敗でした。

 

給料にはこだわらず、安定志向で未経験の業界に飛び込んだのですが、自分がそれまで思っていたほど優秀ではないことに気がつきました。様々な運や実力にもよりますが、苦労することとなるでしょう。

 

自信過剰になっていないか、冷静に自分の価値を見極めてください。

 

そして、危機感を持って自分磨きすることも必要です。今後はより自己投資をしていかないと、世の中の変化に取り残されてしまいそうです。

 

セミナーに参加してビジネススキルを高める、読書や講座で知識を吸収する、仕事をしながら学ぶなど、意識を高く持った人が活躍する時代になっていくでしょう。

 

若い頃からやっておくと、成果も出しやすいですし、目立ちます。さらに人脈を作る事が出来れば鬼に金棒です。

 

私の30代は、内部研修や内部資格、上司の武勇伝聞きなどに時間を使いましたが、対外的には何の意味もありませんし、受け身で研修に参加しているため効果も薄いのです。

 

10年後は副業がさらに一般的になっているかも知れませんし、40代に入ると早期退職という選択肢が待っています。「資格」を取得したり、分かりやすい「実績」や「人脈」を作って、自分の価値を高めましょう。

 

 

 

 

2.転職は得意分野で勝負しろ。頑張り忍耐はコスパ悪いぞ!


30代での転職は、基本的にある程度の即戦力が求められます。

 

そのため、自分の得意な業種・業界を選んだ方が無難です。

 

心機一転するぞ!と異業種未経験で仕事を始める場合は、マイナスからのスロースタートとなることを覚悟しなければなりません。

 

私の場合は、ここでも選択を誤りました。

 

畑違いであり、尚かつ低成長産業の古い組織に入ってしまった挙げ句、「自分なら通用するはず、出来るはずだ」と勘違いしている部分もありました。

 

給料や休みは少なくても、やはり3年は頑張って我慢するべきだと思っていました。しかし、人事評価制度が導入され、昇給も昇格も厳しく審査されるという状況になっていました。

 

上司との付合いもこなし、真面目に我慢して頑張っていれば評価されるような、かつての企業戦士ではもはや通用しないのです。アピールできるものがないと、勝負にならないのです。

 

30代の転職は、自分の武器を認識した上で戦略的に転職した方が良さそうです。

 

少なくとも、マイナスのスタートからでもやりたいこと、覚えが早くなるように好きなことをする方が良さそうです。

 

転職は、スキルを取得するなど準備が出来てからするのも良いでしょう。

 

 

 

 

3.家は賃貸にして、投資用のワンルームマンションを3戸買っておけ!


私は30歳で結婚し、自宅も購入しました。

 

当時の金利水準は、フラット35で3%弱でしたが、今では1%以下の商品も出ているようです。

 

私の住宅ローンは変動金利ですが、今の金利なら支払額が2万以上も安くなる計算です。

 

当時、今後大きく金利が上がることは無いだろうと思っていましたが、逆に大きく下がることになるとは全く予想もしませんでした。結果論ですし、誰も10年後を予測することは不能ですが、金利が大きく上がる状態は予想しづらい状況です。

 

好景気・高成長ってどんな感じなのでしょうかねぇ・・

 

サラリーマンの最大の武器、それは、ローンを組む事が出来る信用力です。

 

それをどう使うかが本当に大事です。私は残念ながら、30歳の時に武器を使い切ってしまったのです。

 

購入したマイホームに不満はありませんが、結論としては、個人の信用力を新築マイホーム購入のために使うのは、勿体ないと考えています。

 

マイホーム購入は、投資という観点から考えると負けがほぼ確定している状態です。日本では「住宅は消耗品」と言われるほど、売却時に評価されないため、売却してもローンが残ることになってしまい、「2重ローン」なんて言葉もあるくらいです。

 

それよりも、時間を有効に使えるワンルームマンション投資投資をしておけば、どんなによかったことだろうと思います。

 

例えば、当時1800万円の物件を35年ローンで購入していたとしたら、現在までに家賃収入だけで400万円以上の返済が終わっている計算です。

 

恐らく3戸はローンで購入出来る計算はずですので、戦略的に繰り上げ返済をして1戸でも完済していたら、今からメガ大家の道を目指せていたかも知れません。

 

世の中そんな複数不動産を所有する方がたくさんいらっしゃいます。

 

それでも、「自分は絶対マイホームが欲しい!」という方もいるかも知れません。もちろんそれは良いと思います。

 

でも焦らず10年待ち、40代になってから購入することをお勧めいたします。

 

なぜなら、今後も人口が減少し、ファミリー層が減るのは確実となっています。

 

すると、中古マンション価格は、ファミリータイプ、立地の悪い所、同時期に多数開発されたエリアからどんどん値下がりしていく事は間違いないでしょう。

 

今より条件の良い物件を手に入れられる可能性が高いと思っています。大手で管理さえしっかりしている物件であれば、性能も問題ないでしょう。

 

特にマンションは、中古物件を購入してフルリフォームした方が、満足度の高い住まいを手にすることが出来ると思います。

 

ローン借入可能額が気になるようでしたら、所有している投資物件を完済するか売却する必要はありますが、だいたい15年程度所有すると損失が出る可能性は低くなります。

 

これを30歳の時に知っていればなぁ・・もう少し余裕のある30代を過ごせたと思います。

 

なので、私は40代になるまではワンルームマンション投資をすることをお勧めいたします。

 

エリアの相場観や物件の目利きなど、マイホームの購入にもワンルームマンション投資の経験は役に立つことでしょう。

 

 

 

 

 

4.投資はそのまま継続しろ!


この10年で「貯蓄から投資」という流れが大きく進みました。

 

そして、投資経験の有無による格差は確実に広がっています。少額であっても投資を継続することで、様々な恩恵を受けることが出来ます。

 

直接的な恩恵は資産運用益です。そして、再投資するのです。

 

アインシュタインが「人類最大の発明は複利である」と言いましたが、完全に同意です。誰でも複利を使えば、夢の資産1億円!もあり得る話です。

 

仮にそこまでの運用益が出せなくても、投資のためにお金の知識を得ようとすることで社会への理解が深まります。世界や経済への関心も高まりますし、株価を意識することで会社や働く事への理解も深まるでしょう。

 

視野が広がることで精神的な余裕が出てきますし、良くも悪くも職場など狭い世界に執着しないで済むようになります。仕事でも無駄な業務は拒否したくなりますので、効率的に働きたいという願望も出てきます。

 

私は頑張って働いても満たされず、思うような評価をもらえず、精神的にイライラすることもありました。毎年のように仕事納めの夜は電信柱を蹴りたくなるような状況でした。

 

でも、投資を本格化してからは必要以上に無理をしたり、期待しすぎることも無くなりました。

 

本業がおろそかになるようなスタイルはお勧めしませんが、投資経験を積むことは、現代において精神面の自己防衛としても大事になってきております。

 

仕事が出来て定時で帰る主義の人はどの職場にもいると思いますが、個人的にはそういう人は資産家か投資家のどちらかだと思っています。

 

失敗を繰り返して自分にあった投資スタイルを探すのも、若いうちにした方が良いでしょう。ただ、投資でイライラするのは違います。無理のない運用計画にしてください。

 

30代のあなたには時間的価値がたっぷりあるのですから。

 

 

 

 

 

5.ビットコインを知ったら10万円分購入して寝かせろ!


ビットコインはどこまで上がるのでしょうかね。

 

3年前の頃のように、再び「億り人」なんて言葉が流行るのでしょうか。

 

その後ビットコインは暴落しましたが、売らずに我慢が正解だったようです。相場って本当に分からないものですね・・

 

初期に10万円位購入して、寝かしていたら今頃住宅ローンは完済して出来ております。いやっ、投資用マンションを完済させてどんどん増やす方が良いですね。

 

正直、各国の通貨価値の信頼度が下がり、仮想通貨の価値がここまで上がるとは想定外でした。

 

「中国は通貨への信頼度が低いからビットコインが流通するけど、日本では広まらない」なんていう情報がまことしやかに語られていた頃が懐かしいですね。

 

その当時は、「仮想だから価値がゼロになるんじゃないか」とか、セキュリティーの脆弱性などのリスクも大きかったのですが、10万円くらいならお試しでとりあえず購入だ!って言えるくらいの家計状況を作りたいですね。

 

10年後の予測は難しい。

 

今のビットコイン価格が妥当かどうか分かりませんが、まだ成長の可能性があるのでしょうか?もっと流通するという説が多い気がします。

 

国や誰か権力者の脅威になってきたら潰されないだろうか?企業が国より強くなる?などなど、映画的な未来予測をしたり、所有者より傍観者である方が私は良さそうです。

 

仮想通貨の投資信託も出てきているそうなので、やるとしたらこちらからですね!

 

 

 

 

6.まとめ


10年ひと昔なんて言葉がありますが、今どきでは5年ひと昔という感覚です。

 

激動の時代です。

 

「こんなはずはない」が沢山ありました。

 

でも、分かっている社会の変化はあります。少子高齢化だったり、雇用に関する変化だったり、老後に関することだったり、寿命のことだっり・・

 

結局、時代に対応した人、未来のリスクを予想して行動することが一番安全です。10年前をふり返っただけでも「こうしておけばよかった。こうしておいてよかった」があります。

 

今回は5個ということでまとめてみましたが、10年あれば人はたくさん成長できますし、新しく何かを始めて成果を出すことも出来ます。ウサギとカメでも、たとえ歩みが遅くとも常に進み続けたカメが勝つんです。

 

分からないことは人に聞くか、任せれば良いのです。サービスや情報提供者も溢れている現代です。安心・安全は、時代の変化に合わせて進むことで手に入れる事が出来ます。

 

守りの姿勢で現状維持することが、一番不安定な結果を生むかも知れません。

 

この10年間で、お金を稼ぐ力は企業ではなく個人の才覚による部分が増していると言っても過言ではありません。今後も成果や所属など変化していくことでしょう。

 

既に、稼いだお金や信用力、時間や手にした武器を、どのように使うのかが問われていると言えるのではないでしょうか。後悔先に立たず。人生は一度きりの大勝負。

 

 

10年前のあなたに伝えたいことは何でしょうか?

 

そして、10年先のあなたのために、今できることは何でしょうか?

 

 

WRITER / 執筆者

株式会社マイプロ

飯山 芳治

1980年生まれ/埼玉県出身・在住
2級ファイナンシャル・プランニング技能士/一般社団法人 日本マンション投資アナリスト協会 会員
「お客様のリスクを最小化すること」をモットーとする投資コンサルタントであり、自ら2戸のワンルームマンションを所有する投資家でもある。

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