マンション投資にかかる税金①(不動産取得税)

先日私の自宅に、不動産取得税の通知書が届きました。

今年の4月に購入した、2件目の物件の不動産取得税です。

 

投資用マンションの購入にあたって、実際に税金がどのくらいかかるのか?

実例を元に簡単に解説したいと思います。

 

 

 

マンション投資にかかる3つの税金


投資用マンションの購入・所有にかかる税金はこの3つです。

・固定資産税

・不動産取得税

・所得税(住民税)

 

それぞれの支払時期と税額の目安は以下の通りです。

・固定資産税(契約時に売主と精算) → 年間4~5万円(初年度はもっと安い)

・不動産取得税(取得後半年~1年後) → 7~10万円

・所得税(確定申告で精算) → 0万円(初年度は減税効果が高い為、考慮不要)

 

なんだその程度かと安心された方もいらっしゃるかと思いますが、そうなんです。

 

投資用マンションを購入した場合に、初年度は10万円程度の納税があるということを理解していただければ問題ありません。

 

 

 

不動産取得税とは


土地や家屋の所有権の取得(売買、贈与、交換、新築等)に対して、一回のみ課税される税金です。有償、無償は問いません。

 

不動産取得のおおよそ半年~1年後に納税することになります。

 

計算方法は

課税標準額×税率(3%)=税額

 

※現在お得になっております。

①令和3年3月31日までに宅地等(宅地及び宅地評価された土地)を取得した場合、当該土地の課税標準額は価格の1/2となります。

②税率が4%⇒3%(令和3年3月31日まで)

 

 

 

中古ワンルームマンションの不動産取得税(実例)


では私の事例をご紹介したいと思います。

 

まず、東京都主税局よりはがきでお知らせがきます。

「不動産取得税のお知らせ」というタイトルで、令和2年10月19日作成となっていました。

 

記載事項です。

 

【家屋分】

予定納期限:令和2年11月30日

物件所在地:〇〇〇〇(家屋)

課税標準額:1,095,000円

税率:3.0/100

税額:32,800円

 

【土地分】

予定納期限:令和2年11月30日

物件所在地:〇〇〇〇(土地)

課税標準額:1,297,000円

税率:3.0/100

税額:38,900円

不動産取得税 合計:71,700円

 

【参考物件概要】

所在地:東京都大田区

築年数:築31年

購入価格:1,000万円程

取得年月日:令和2年4月30日

 

ワンルームマンションの価格は1,000万円~3,000万円程ですが、物件価格が倍になると税額も倍になるという訳ではありません。

物件価格にかかわらず、不動産取得税は7~10万円を目安にしておけば大丈夫です。

 

 

 

不動産取得税の納付について(東京都)


納税通知書(毎月7日前後に発送)で、納税通知書に記載されている納期限(原則として発送月の月末)までに納めます。

 

最近は色々な支払い方法が選べて便利です。

・都税事務所、都税支所、支庁、金融機関、郵便局の窓口

・コンビニエンスストア

・ペイジー(Pay-easy)

・クレジットカード(別途手数料)

 

 

 

まとめ


投資用マンションの購入における税金には高いイメージがあるかも知れませんが、実際はそれほどでもありません。

ただし、支払時期と金額の目安を把握しておかないと、予定外の思わぬ出費になってしまう可能性もあります。

 

特に初めて投資用マンションを取得する場合は、ローンを少しでも少なくしようと頭金を多くし、手元の現金を使い果たしてしまうというような場合があります。

 

不動産取得税は忘れた頃にやってくると言われています。

高くても10万円程ではありますが、慌てることのないように手元資金には余裕を持ったプランを立てるようにしましょう。

 

 

もちろん私たちにお任せいただければ、予定するべき税金の支払いも含めたキャッシュフローを計算した上で、お客様の状況に合わせた最適な頭金の額をアドバイスさせていただいております。

 

 

 

WRITER / 執筆者

株式会社マイプロ

飯山 芳治

1980年生まれ/埼玉県出身・在住
2級ファイナンシャル・プランニング技能士/一般社団法人 日本マンション投資アナリスト協会 会員
「お客様のリスクを最小化すること」をモットーとする投資コンサルタントであり、自ら2戸のワンルームマンションを所有する投資家でもある。

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